税理士インタビュー
中谷税理士に聞く
7つの質問
① 税理士を目指したきっかけは?
元々、実家が会計事務所だったので、子供の頃から馴染みのある仕事だったというのが大きいですね。
高校生の時に進路を決めるタイミングで、「専門的な仕事がしたい」ということもあって税理士を目指しました。
② これまでの経歴は?
平成4年に税理士登録した後、東京の事務所で6年間ほど勤務していました。
その後、京都へ戻って来て中谷隆夫税理士事務所を開業しました。
開業当初は妻の実家が持つ空き家を利用しての開業で、六畳一間のデスクもないような環境で、いわゆる0円開業のようなものでした。
10年程度そこで仕事を続けた後、2010年ごろに今の場所へ移転しました。
③ ビル2Fにあるイノベーションルームとは?
当事務所の受付はビル4Fにあり、こちらでもご相談を承れる環境は整っているのですが、まわりにスタッフがいるので、どうしてもセンシティブな話題、例えば従業員の愚痴とか(笑)、そういう話題は話しにくいものです。
そこで2Fにイノベーションルームという“経営の秘密基地”のようなものを設けて、こちらで繊細な内容のお話や、誰にも聞かれたくない経営のことなどをざっくばらんにお話しいただくようにしています。
④ 中谷隆夫税理士事務所のモットーは?
“これでいいのだ~ Hey,hey, It’s OK!~”
これが当事務所のモットーです(笑)。
面喰われるかもしれませんが、この言葉に込めた思いは、“1つ1つの状況に応じて最良の結果を出す”というもの。
経営支援にしても、節税対策にしても、税務調査にしても、“これでなくてはならない”という答えはなく、常に最良の落としどころを考えてサポートしていくことが大切です。
料理に例えると、“限られた材料と予算の中で、いかに美味しい料理を作るか?”ということで、小料理屋の主人をイメージしてもらえるといいかもしれません(笑)。
⑤ ご相談時に大切にしていることは?
こちらの情報を先に出すことです。
私は月1回、証券会社で相続に関する相談会を行っていて、その時、よく感じるのですが、こちらが腹を割って自分のことを伝えなければ、相手の方は必要な情報を提供してはくれません。
特に相続となると、財産のことやご家族のことなどを他人にさらけ出すわけですから、そこに安心・信頼がないとなかなか情報は出せません。
なので、まずは私の方から様々な情報を出し、「そこまで話してくれるなら、こっちも…」という気持ちになってもらってから、必要な情報をご提供いただくように促しています。
また、お客様は専門家ではありませんので、私たちが重要と考えていることと、相手の方が重要と考えていることが違っている場合があります。
そうしたズレを解消して、より良いサポートに繋げるためにも、相手の方に“情報を全部出しても良い”と思ってもらうことはとても大切です。
⑦ 特に多いご相談内容は?
税務調査を入口にお越しになられる方が多いですね。
税務調査サポートの件数は多くて、毎年10件程度は取り扱っており、それが20年ですので、これまでに少なくとも200件以上はサポートしてきていることになります。
あとは他のお客様からご紹介を受けられてお越しになる方もたくさんおられます。
どうも私は“誰かに紹介したくなる人”のようで(笑)、「こんなおもろい奴がおるで」と色々な方々からご紹介にあずかっております。
銀行関係の方や、会計ソフトの会社の方からもよく紹介されています。
⑧ お客様へお伝えしたいことは?
極言すると、僕ら税理士の仕事って“愚痴聞き”だったり、“元気づけ”だったりするのです。
今、「AIの進歩により様々な職業がなくなる」なんてことが言われていますが、AIが経営者様のお悩みを聞いて、肩を叩いてあげられるようなことがない限り、税理士の仕事はなくならないと思っています(笑)。
経営者様というのは孤独な存在で、なかなか悩みが相談できる相手がいないものです。
そうした方の良きパートナーとなり、「ここへ来て、元気になれた」と言ってもらえたら嬉しいです。
そして何でもそうですが、仕事は楽しくできるのが一番。
あなたの良きパートナーとして“まず、やってみる”“経営者様のやる気のスイッチをオンにする”ことをコンセプトに、本業に専念できる環境を作らせていただきますので、何でもお気軽にご相談ください。